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全国重粒子線治療施設設立者協議会設立記念シンポジウム開催

全国重粒子線治療施設設立者協議会設立記念シンポジウム1去る7月6日(木)、当機構の理事長 土屋 了介が協議会副会長を務めている、全国重粒子線治療施設設立者協議会の設立記念シンポジウムが、東京都港区の発明会館地下ホールにて開催されました。
本協議会は、国民からも認知されつつある重粒子線治療について、更なる普及発展を図り、今後のがん治療の向上に貢献していくことを目的として昨年12月に設置されたもので、現在稼働中の5か所(国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構、兵庫県、国立大学法人群馬大学、公益財団法人佐賀国際重粒子がん治療財団、当機構)の重粒子線治療施設の代表者により構成されています。
当日は、冒頭に本協議会の会長である国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構の平野理事長から開会の挨拶があり、シンポジウムの趣旨等について語られました。

全国重粒子線治療施設設立者協議会設立記念シンポジウム2また、シンポジウムは第一部「本協議会の目指すもの」、第二部「重粒子線がん治療の普及展開への課題と展望」の午前・午後の二部で構成され、第一部では重粒子線がん治療のこれまでの歴史や各施設の特色と方向性等の発表が、第二部では現在の臨床成績の総括や海外の状況、パネルディスカッションが行われました。
特に、第二部の後半に行われたパネルディスカッションは、当機構の辻井重粒子線治療センター長の司会の元、神奈川県立がんセンターの大川病院長がパネリストとして参加されました。ディスカッションは大川病院長ら各診療科の5名の方々が、重粒子線治療のがん治療全体に占めるべき位置や普及展開への課題について語られ、会場出席者も交えて白熱した議論が行われました。

全国重粒子線治療施設設立者協議会設立記念シンポジウム3最後に、土屋副会長から閉会の挨拶があり、本協議会の今後への抱負について語られました。がん治療の新たな1ページを開いた重粒子線治療の普及展開に向けて、今後ますます本協議会の重要性が増していくことでしょう。

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