管理栄養士

管理栄養士の主な業務は、給食業務と栄養管理業務に分かれます。給食業務では、糖尿病や炎症性腸疾患など、疾患に合わせた特別食の個別献立の作成を担当しています。栄養管理業務では、担当する内科系病棟や重症心身障害児施設の栄養状態のスクリーニング･アセスメントを行っています。また、肥満や低身長などの外来栄養指導を担当しています。家族教室では、胃瘻造設後にミキサー食を始める患者さま向けの講習会を、他職種と一緒に実施しています。ミキサー食の作り方を実演も交えてご説明しています。

患者さまが入院中の食事を「美味しい！」と食べているときに喜びを感じます。特に、現在献立作成を担当している特別食の患者さまは、食事に制限があることが多いため、作成した献立の食事を食べて喜んでもらえると、頑張って良かった！もっと頑張ろう！という気持ちになります。また、当院では、患者さまに入院生活ではなかなか味わえない食の楽しさを感じてもらうことを目的に、病棟ごとにイベント給食を実施しています。治療などの理由で食事が進まなかった患者さまも、イベントを通して食事が食べられるようになったという声をお聞きすることもあり、患者さまの元気と笑顔を見られたときにやりがいを感じます。

栄養管理科には管理栄養士と調理師が在籍しており、1回200食程度の食事とミルクを提供しています。直営方式のため、食事の追加･変更や調理上の相談など、ちょっとしたことも調理師とのコミュニケーションが取りやすいです。管理栄養士間でも、日々の業務で困ったことがあればすぐに相談できる環境で、質問すると先輩方が丁寧にわかりやすく教えて下さいます。日常業務の報告･連絡･相談はもちろんですが、休憩中には世間話にも花が咲きます^^

神奈川県立病院機構は、5つの専門病院からなります。配属は入職後に決定しますが、どの病院でも専門性のある業務を担当することができるところが特徴です。